2013年以来一線から引退していたアニメ監督の宮崎駿氏による待望のジブリ映画最新作が、2023年7月についに公開されます。その名も『君たちはどう生きるか』。同タイトルの小説がありますが、どうやら内容は原作通りではないようです。
さて、ジブリ作品を見る上で楽しみの一つが声優陣です。声優業をメインにしている人、俳優業をメインにしている人など、様々な実力派芸能人がジブリに登場してきているのをご存じですか?
そこで今回は、これまでのジブリ作品に出演してきた大物芸能人をご紹介していきます。
ジブリ映画の声優を担当した大物芸能人たち
木村拓哉
- 『ハウルの動く城』ハウル役
出オチ感が満載ですが、ハウルの動く城を成功に導いた要因の一つともいえる配役だったのではないでしょうか。作中で演じたハウルは、まさに木村さんのように容姿端麗な主人公らしい主人公ですが、人間としてあまり未熟でなかったり危うい部分を持ったキャラクターです。
感情をあまり見せない芝居も合わさって、木村さんがばっちりハウルのキャラにはまっていましたね。
所ジョージ
- 『崖の上のポニョ』 フジモト役
ヒロインであるポニョの産みの親で、海洋研究のようなことをしながら船に乗って海中で生活をする変わり者です。一見見た目は奇抜でひょうきんなところもあるフジモトですが、実は自然や家族を愛する真面目なキャラで、所さんが演じることによって深みがでていましたよね。
山田孝之
- 『猫の恩返し』ルーン役
いまとなってはネタ俳優の色が濃くなっている山田さんですが、もともとはイケメン俳優。作品内で演じているルーンは猫の王国の王子で、バリバリのイケ猫です。主人公が猫の世界に迷い込むきっかけとなったキャラでもあるので、そんなに出演しているわけではないですが、序盤で存在を印象付ける演技でした。
藤原竜也
- 『借りぐらしのアリエッティ』スピラー役
カイジのイメージが強い藤原さんですが、彼もイケメン実力派俳優ですよね。作品内では辺境の小人であるスピラーを演じており、主人公のアリエッティに対してぶっきらぼうだけれど頼りがいのあるお兄ちゃんのような存在が印象的でした。
大泉洋
- 『千と千尋の神隠し』番台蛙役
- 『ハウルの動く城』カブ役
- 『思い出のマーニー』山下医師役
まさか三作品にも出ているとは思いませんでした・・・。ハウルの動く城のカブに至っては、作品の終盤まで全く喋らないキャラを演じているので気づくタイミングもありません。千と千尋の神隠しでは、脇役ながらもかなり印象が強かったので、皆さん名前を聞けば『あーあれね?!』となるのではないでしょうか。
高橋一生
- 『耳をすませば』天沢聖司役
作品を見た女子すべてが、主人公の月島雫になりたいと言わせるほど、キザだけどイケメンな天沢聖司を完璧なキャラクターにしたてあげたのは、高橋一生さんの力量と言っても過言ではないでしょう。ムーミンのスナフキン役など、キザなイケメンキャラが適役なのかもしれませんね。ちなみに、耳をすませばの作中には、ジブリのプロデューサーとして有名な鈴木敏夫さんも出演しています。
神木隆之介
- 『千と千尋の神隠し』坊役
- 『ハウルの動く城』マルクル役
- 『借りぐらしのアリエッティ』翔役
大泉さんと同じ作品に出演していますが、彼の場合はどの作品でも重要な役割を担う子ども役を担当しています。千と千尋では、坊の巨体からあんなにカワイイ声が出てきて驚いた人も少なくないでしょう。
ちなみに神木隆之介さんは、碇シンジ役として、エヴァンゲリオン最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にも登場しています。
庵野秀明
- 『風立ちぬ』堀越二郎役
芸能人ではないので入れるか迷いましたが、これもジブリ作品ならではとのことで特別にご紹介させてください。知る人ぞ知る、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの生みの親である庵野さんが、天才航空設計士を演じました。
実は、当時エヴァンゲリオンで燃え尽き症候群になっていた庵野さんを、宮崎駿監督が誘ったという逸話があります。庵野さんは『風の谷のナウシカ』の中で作画として参加しており、宮崎さんとは昔からの知り合いだったからこそ実現した話ですね。
高山みなみ/山口勝平
- 『魔女の宅急便』キキ/トンボ役
「・・・いや誰?」と思ったそこのあなた、正直に手を挙げてください。あなたは絶対この人たちのことを知っています(笑)
高山みなみさんは、国民的アニメ名探偵コナンのコナン役で有名で、もやは他のアニメで彼女の声を聴いても全てコナン君に聞こえるほど。山口勝平さんは、同じく名探偵コナンの工藤新一/怪盗キッド役を演じています。
ちなみにジブリでも当初はアニメ声優を中心に配役していましたが、2000年以降徐々に本業を俳優業にもつ芸能人も、積極的にメインキャラクターのCVとして抜擢している印象を受けます。
最後に
いかがだったでしょうか?「あーあのキャラこの人が声を担当してたんだ!」となったが最後、またそのジブリ作品が見たくなったのではないでしょうか?いくつになって見返しても面白いのが、ジブリ作品の魅力の一つでもありますよね。
是非、今夏公開予定の『君たちはどう生きるか』にも期待しましょう!