SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で、Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)などに次ぐ人気を誇っているのがTikTok。
ユーザーの大半は10代から20代で、若い世代を中心に世界的に大ブームを巻き起こしています。
そんなTikTokですが、「名前は聞いたことがあるが、いまいちどんなものなのかわからない…」という方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、TikTokについて、YouTubeとの違いやTikTok 収益化なども併せて解説いたします!
TikTok(ティックトック)とは?
TikTokとは、中国のByteDanceが運営する短編動画に特化したSNS。スマートフォンのアプリだけでなく、パソコンからでも利用できます。(一部の機能のみ利用可能)
TikTokには楽曲に合わせてダンスをする動画や、「歌ってみた」「演奏してみた」動画などのエンターテインメント性の高い動画や、メイクのコツやおすすめのコスメを紹介するメイク動画、また新商品や人気商品を紹介する動画など、幅広いジャンルの動画が投稿されています。
TikTokの特徴は?
TikTokはYouTubeとは異なり、TikTokアプリ内に音楽や加工フィルターなど様々な機能が備わっており、TikTokアプリ内で動画の撮影から編集までの全てを行うことができます。
また、TikTokで投稿可能な動画の長さは最大3分で、短編動画をテンポよく閲覧できることが人気の理由の一つでもあります。
さらに、TikTokには「おすすめ」機能があり、AIを使用してユーザーの検索結果、いいね、動画視聴時間などからユーザーの興味や好みを分析。ユーザー1人1人に合った動画を表示してくれるため、拡散力が高いのも特徴です。たとえフォロワーがゼロでも動画が面白ければ多くのユーザーに動画が表示されるシステムになっています。
TikTokerとは?
TikToker(ティックトッカー)とは、TikTokでオリジナル動画を投稿しているクリエイターのことを言います。YouTubeに比べると動画編集が簡単なTikTok では、毎日のように動画を投稿しているTikTokerが多数います。
日本国内で人気のTikTokerは、身体を張ったネタで人気を博している「Junya/じゅんや (@junya1gou)」さん、料理系TikTokerの「バヤシ Bayashi (@bayashi.tiktok)」さん、クスっと笑えて楽しめる動画を投稿している「景井 ひな(@kageihina)」さんなどです。
じゅんやさんに関しては、TikTokerだけではなくYouTuberでもあり、現在の登録者数は2320万人でチャンネル登録者数1位を誇っています。
TikTok 収益化はできる?
TikTokはYouTubeとは異なり、広告による収益化ができません。しかし、TikTokにもインフルエンサーが存在し、有名インフルエンサーになるとTikTokを利用して大きな収入を生み出すことができます。
TikTokにおけるインフルエンサーのフォロワー数
- トップインフルエンサー:100万人以上
- ミドルインフルエンサー:10万人以上
- マイクロインフルエンサー:1万人以上
- ナノインフルエンサー:1,000人以上
- ライトインフルエンサー:1,000人未満
一般的にインフルエンサーにPRを依頼する場合は、1フォロワーにつき2~4円が単価の相場とされており、フォロワー数が100万人を超えるトップインフルエンサーだと、1回のPR案件につき200万円以上を稼ぐことができます。そのため、有名インフルエンサーの年収は数億円と言われています。
TikTok 収益化の方法は3つ!
投げ銭
投げ銭とは、ライブ配信のギフティング機能のことで、バーチャルコインを購入した視聴者はライブ配信者にギフトを贈ることができます。この投げ銭の値段は幅広く、2円~37,000円とされているため、視聴者は自分で値段をコントロールしながらギフトを贈ることが可能となります。
但し、投げ銭は20歳以上から認められており、また、投げ銭は手数料を差し引いて、約3割程度がTikTokerの収入となるそうです。
企業案件
コスメやアパレルブランド等の企業から直接依頼を受けて、商品を紹介したりコラボしたりするなどして収入を得る方法です。企業案件はまとまった収入になりやすく、手数料が引かれることもないため、一般のTikTokerにとってはありがたい収益化の方法となります。
また、PR案件に効果があった場合は、同じ企業から継続して案件依頼を受けることもあり、安定した収入にも繋がります。
外部サイトへの誘導
TikTokのプロフィール欄にはURLを載せることができるため、自社の商品やサービス販売のページへの誘導が可能となります。
また、YouTubeのリンクも表示可能で、TikTokを視聴して興味を持ったユーザーがYouTubeの動画も視聴し、そこから収益に繋がることもあるのではないでしょうか。
上記以外にも、インフルエンサーになるとテレビやCM、イベントや雑誌などメディア出演のオファーがあったり、他のインフルエンサーや人気TikTokerと交流する機会にも恵まれたり、新しい仕事の獲得や情報交換など活動の場が増えることも期待できます。
まとめ
今回は、今若者を中心に大流行しているTikTokについてまとめてみました。
アメリカのTikTokでは、YouTubeと同じように広告を表示してTikTok 収益化を図る「TikTok Pulse」が導入されています。日本での導入は未定ですが、今後日本でも「TikTok Pulse」が導入されれば、TikTokユーザーがさらに増えることでしょう。
その日に備えて、今からTikTokを始めてみても良いかもしれませんね。TikTok Japanの今後の動向に注目です!